新しくなった旧桟橋
明治の昔、北海道への旅人は、沖止めの連絡船からはしけに乗り換え
ここで第一歩を踏みしめたという旧桟橋(東浜桟橋)。
もちろん当時のままでなく、
いくたびかは付け替えられてはいるのだろうけど、
先代も老朽化で危険のため撤去され、長らくそのままになっていた。
それがようやく再建され、昨日より開放された。
(朝に見に行ったときはまだ立入禁止だったが)
個人的には、八幡坂上よりも、ずっとずっと好みの撮影場所だったから
早く早くと、首をキリンにして再開の日を待ちわびていたが、
先代の旧桟橋が、付け替えに先立ち「危険、立入禁止」となったのは、
2016(平成28)年3月に北海道新幹線が開通するすぐ前だった。
つまりその春、小学生に入学した子どもは、今年、中学に入学する。
おお、これぞ「悠久」の時の流れ。
明治のころなら、北海道に来た人が、真っ先に着いたこの場所に、
新幹線で来た人は、今の今まで来られなかった。
今となっては懐かしい、インバウンドで押し寄せた外国人の多くにしても
この場所には来ていない。
ここで写真を撮ったなら、いい思い出になったろうに。
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