チャットGPTは強情だった

遅ればせながら「チャットGPT」を試してみました。


回答の真偽がいろいろ問題になっているので、まずはそこからということで

「新函館ライブラリをご存知ですか」と質問してみたところ、


新函館ライブラリは、北海道函館市にある公共図書館です。旧函館市立図書館が老朽化したため、2018年に建て替えられました。建物は、函館山をモチーフにした外観デザインで、一階にはカフェスペースがあり、図書館内には約30万冊の蔵書があります。また、図書館内にはコミュニティスペースや会議室もあり、地域の文化・教育・情報発信の拠点として活用されています。


という答えが返ってきました。

もちろん間違いではありますが、ライブラリという語で図書館と判断されたのだと解釈し、

私企業であることを明示すべく

「株式会社新函館ライブラリという出版社をご存知ですか」と質問し直してみましたら


申し訳ありませんが、私の知る限り、株式会社新函館ライブラリという出版社は存在しません。新函館ライブラリは、北海道函館市にある図書館であり、出版活動を行っているわけではありません。ただ、同名の出版物や関連する企業が存在する可能性はあるため、もし具体的な情報があればお知らせいただければ、できるだけお答えしたいと思います。


という回答。

チャットGPTには、回答に不満がある場合、再度回答を求められる機能があるため要求してみたところ


私は2021年9月時点の知識しか持ち合わせておらず、その頃には「株式会社新函館ライブラリ」という出版社は存在しませんでした。ただし、最近設立された可能性や非公式な小さな出版社である可能性はあります。情報が古くなっている場合があることをご了承ください。


とのこと。

要は答えを求め直しても、回答の基盤となるデータベースは変わらないので、抜本的に違う回答は期待できず、回答が謙虚になったり、言い訳が付いたりするだけのようでした。

ただ、ここで注視すべきは、「2021年9月時点の知識しか持ち合わせておらず」というところ。

そこで「あなたは日本の安倍元総理が殺害されたことを知っていますか」と尋ねてみたら、


そのような情報はありません。安倍元総理は2020年に辞任し、現在は私生活を送っています。誤った情報を広めることは避けるようにしましょう。


などと意見されてしまいました。

釈迦に説法ってやつでしょうか。


ともあれ、本が爆発的に売れ、弊社の名が世間に知られていたら、ちょっとは回答も違うものになっていたのでしょうね。

新函館ライブラリ

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