主なしとて春な忘れそ

近所の公園でも桜が咲き始めた。

一昨年解体された「道営ともえ団地」に隣接の公園だ。


ともえ団地自体は、廃校なった「幸小学校」の後に建設されたものだから

当時でもすでにこのあたり、つまり函館西部地区の空洞化が進行していたとは思うが、

かなり大規模な団地だったので、

この団地1つだけでも、かなりの人口を擁していたことになる。

穿った見方をすれば、空洞化対策として団地が造られたのかもしれない。


よそからの移住者の私の知る限りではあるが、

公園は、団地にまだ人の住んでいたころでも、

たまに犬を散歩させている人を見かける程度で、

ほとんど人影はなかったはずだが、今やそれ以下…


花見をしようにも、寂しすぎる感がなきにしもあらず。

新函館ライブラリ

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